« 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十三日甲戌 | トップページ | 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十六日丁丑 »

2024年1月10日 (水)

吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十五日丙子

将軍頼朝様は、八幡宮寺の長官の坊へ参られました。それは、長官の法眼が京都から稚児達を呼び寄せたからです。歌謡やリズムや踊りにも長けています。その芸を見ましょうと招待されたからなのです。
酒宴が有り、稚児達が芸を見せました。坊さん達は、延年の舞を踊りました。頼朝様のお供の青年達も、頼朝様に命じられ、この踊りに加わりました。予想以上の見物でした。そんな様子を見て、頼朝様は、若し工藤祐経が生きておったら、さぞかし楽しませただろうがな、とおっしゃられました。そして、ぽろぽろと涙を流されましたとさ。

« 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十三日甲戌 | トップページ | 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十六日丁丑 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十三日甲戌 | トップページ | 吾妻鏡第十四巻 建久五年(1194)三月大十六日丁丑 »